納棺

先日従姉の葬式に行ってきました

 

10歳ほど年上で、小さいころ結構遊んだ従姉だった 

中学まで勉強も運動もできるイイ感じの子だったが、高校でヤマンバギャルになって家出してうちに居候していた時期があった

その頃は俺は小坊だったが、子供ながらになんとなく気が合うというか波長の一致のようなものを感じ、パラパラを教えてもらったりたまごっちを借りたりしていた 以降は家に引きこもって疎遠になってしまったため、その頃に遊んだ記憶が一番鮮明に残っている

 

祭詞奏上(神主が変な声で何かを唱えるアレ)の間、親戚の死ぬほど落ち着きのない子供が式場をシャトルランしてて空気が緊張していた

今まで1回も聞いたことがなかったがうちは神道らしく、葬式にくるのは坊さんではなく神主らしい 神主のほうが金がかからないとも教えてもらった

最初は変な声で宗教的に意味を持つであろうなにがしかの呪文を唱えていたが、途中から中体連で頑張ったとかカラオケに行ったみたいな具体的な人生のエピソードの話が出てきて面白かった あと生前無職だと家事手伝いとして身を粉にして働きというオブラート表現が入ることを知った

 

次に、棺桶の中身を見て悲しむやつ(葬式の1個1個の段取りの名前全部分からん)が始まった

向こうの母親とかうちの母親とかバアさんが泣いてるのは女だからそりゃ泣くだろ(!!)という感じだったが、普段ヘラヘラして悲しみとは対局の位置で生きている叔父が嗚咽を漏らしているのを見ると、なんだかジ~ン...とくるものがある

あと生前好きだったものを棺に入れるのだが、デブだからシュークリームとかウインナーしかなくて笑いそうになった

 

その後、火葬場へ

いよいよマジの最期のお別れとなり、特にバアさんなんかは号泣して棺桶から離れることができなくなっていた 皆も泣いて結構いい感じの雰囲気になってきたところで、ジイさんがもうそろそろ良くね?笑とか言い出してそのまま火葬炉に収納されていった

しばらくして綺麗な骨が出てきて、火葬場の職員がカシャカシャと骨を並べたり寄せたりし、粉塵が舞っていた 火葬場の人って公務員らしいけど絶対人の骨吸い込んでるし地味にヤバい仕事じゃね?と思う

 

最後に墓に行って従姉の家で飯を食って帰った 親戚の死ぬほど落ち着きのない子供が一生ビールを注いでいた

 

色々とものすごく疲れた1日だった うちは親戚(特にジジババ)が多いのでこれからも葬式が結構あるかもしれないが、どうか控えめにお願いしたい