ジャグラーと統計学1

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先日は海物語で朝鮮に1万円を送金したところである(エエ~~~~~!!!!!)

 

私はパチ・スロに関してはズブの素人であり1万円負けたのですら初めての経験なのであったが、これらのゲームは脳を使えば勝てるものなのだろうか?という123456人中123456人が持つであろう疑問を抱き、ジャグラーの仕組みについてインターネットで調べてみることにした

調べるのが海物語ではなくジャグラーだったのは海物語にジジイとババアがたくさんいて二度とプレイしたくなかったのとジャグラーが比較的単純そうなゲーム(当社視点)であったためである

もしかしたら変なことを書いてるかもしれないが初心者なので見逃してほしい

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(チン毛)

 

とりあえずジャグラー 必勝 ジャグラー 攻略 ジャグラー 肛門 など、ジャグラーに関するあらゆるワードを検索ボックスに打ち込んだ

プロの元で10年教わったジャグラー王の本物のジャグラーメソッドを今なら半額で一万回ぐらい売り付けられそうになったが、最終的にはなんだか凄そうなデータが並んでいるサイトに辿り着いた

 

それぞれの台に設定というものがあり、デカイ当たりとあまりデカくない当たりの出る確率が決められているということは知っていたが、どうやらブドウ(3つ揃うとジジイの小便みたいな量のメダルがチョロチョロ放出されるやつだった気がする)やサクランボの出る確率にも差があるらしい これは初耳である

試しにニュー=アイムジャグラー=EXという台のスッペクを見てみると、設定6のみブドウの出る確率が1/6.18で、それ以外は1/6.49です よろしくお願い致します と記されていた

この台に描かれている人を小馬鹿にしたようなピエロの顔はかなり記憶に残っているため、どの店にも置いてあるような人気マシンであると推察される

 

このような情報を収集しつつ、ホールへ向かうための装備を整えていくのであった(ズブズブ...)

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(マン毛)

 

さて、なぜこのような記事をタラタラ書いているのかといえば、ジャグラーについて調べているうちに、算数的なアプローチに若干興味を持ったからである

 

例えば先ほどのピエロの台では設定6の場合デカイ当たりとあまりデカくない当たりのいずれかの出る確率が1/134.3である

この情報により例えば次のような事が推測できる:

・設定6を13,430回遊んだ場合大体100回ぐらい当たりが出るニキWWWWWWWW

・設定6を93回遊んだ場合約50%の確率で1回は当たりが出るニキWWWWWWWW

 

しかしそんなことは小1で習う確率の計算で簡単に分かることであり、ハイそうですかで終わりである

我々が知りたいのはむしろ逆の情報ではないだろうか?

・ある台で13,430回転中100回当たりが出ていた場合それが設定6であるということはどの程度信頼できるだろうか?

・適当な台を100回転させてブドウが20回出た場合それが設定4以上であることはどの程度信頼できるだろうか?

 

もちろん正しい打ち方とかそういう所にも大事な要素があるのだろうが、色々なサイトをホジホジしていくと高設定の台に座ることが大変重要であるように思えた

その時必要なのは、設定から事象が起こる確率を計算することではなく、上記のように 試行結果から設定を推察できること なのであろう

 

 

で、具体的にはどうすれば良いのだろうか?

まずは以下のような死ぬほど簡単な例で考えてみよう:

 

Q1:机の上に両面とも「表」と書かれているコインAと片面に「表」、もう片面に「裏」と書かれているコインBが置かれている いま目隠しをして選んだコインを投げて「表」が出た場合、それがコインAである確率は?

 

答えは次の通り

A1:考えられる事象は以下の4つで、それぞれは同様に確からし

①選んだコインがA、出るのが「表」

②選んだコインがA、出るのが①とは別の面の「表」

③選んだコインがB、出るのが「表」

④選んだコインがB、出るのが「裏」

 

試行の結果より、考えられるのは①~③

よって、コインAである確率は2/3

 

この問題では、試行結果からどのようなコインを選んだかを推察しており(考え方がモンティホール問題とかに似ている)、ジャグラーで言うと既にあるデータから設定を推察するプロセスに対応している

 

 

では、次のような問題ではどうだろうか:

 

Q2:机の上にQ1のコインAが1枚、コインBが2枚置かれている 今目隠しをして選んだコインを投げて「表」が出た場合、それがコインAである確率は?

 

答えは次の通り 

A2:考えられる事象は以下の6つで、それぞれは同様に確からし

①選んだコインがA、出るのが「表」

②選んだコインがA、出るのが①とは別の面の「表」

③選んだコインがB1、出るのが「表」

④選んだコインがB1、出るのが「裏」

⑤選んだコインがB2、出るのが「表」

⑥選んだコインがB2、出るのが「裏」

 

試行の結果より、考えられるのは①~③、⑤

よって、コインAである確率は1/2

 

 

Q1、Q2の答えから分かるのが「それぞれのコインの数により、Aである確率が変わってくる」ということである

ジャグラーの話に戻すと、「既にあるデータから推察される設定は、良台やクソ台の分布に影響される」ということになる

もっと分かりやすく言うと「たまたまある台で良いデータがあった時、良台が多く分布する店の場合は本当に良台である可能性が高く、クソ台が多く分布するボッタクリの店ではそれがクソ台であるにも関わらずたまたま良いデータとなっただけである可能性が高い」という違いである 当たり前体操

 

よって、この推定を行うにあたり大まかな設定の分布(ある店がボッタクリかどうか、業界全体での配置割合はどうか、など)は無視できないものとなる

 

先ほどのコインの例は死ぬほど簡単であったが、ジャグラーでこの推定を行う場合設定k(k=1,...,6)がd_k%の割合で存在する店でn回中m回の確率で出るブドウがi回中j回出たので、設定p以上であることがある程度信頼できます、みたいな話になるので、例えばサイコロで言うと3284面が当たりである13598面サイコロが68個と、8887面が当たりである21093面サイコロが107個と、.....があって、目隠しして選んだサイコロを3000回降ったら1198回当たりだった時、サイコロは5736面が当たりである22884面サイコロより良いものであるだろうか?ぐらいの複雑さになってうわ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!となる

 

こんなの無理だよ~汗 といった感じだが、それを解決するのが「仮説検定」という統計学的手法である この手法により上記のような複雑なデータ・分布から、台の設定を推定することが可能になる

実用的なところだと薬の開発などに使われており、新薬を与えた100人中95人の体調が良くなった時、効果があるかを検定により検証し、ある有意水準(検定の厳しさみたいなものです)を満たした時に効果を保証するといった具合である

悲しいことに、パチンコ中毒の患者を救っている手法をパチンコに利用したいというわけである

 

~続く~(飽きたら続きません.)